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| 『ネットニュース』とは |
9829:ネットニュース
ネットニュースとは、インターネット上の複数のサーバで主にテキストデータを配布・保存するシステムである。電子掲示板システムと類比されることが多いが、後者とはサーバにより保持するメッセージが異なり、メッセージ群の内容が一意に定まらない点で相違がある。英語の発音上から、ネットニューズと濁らせて言う場合や、単にニュース、ニューズと言うこともある。
Usenetとネットニュースを同義と取るかどうかについては議論が分かれる。
ネットニュースメッセージの技術規格に関連するRequest for Commentsは、RFC822、RFC1036 などである。RFC1036 の後継規格は何度か提案されているが、廃案になったものが多い。
概要
ネットニュースはコンピュータネットワークでの情報交換に使われるシステムのうち、広範に用いられたものとしては、電子メールとともに、最も古いシステムの1つである。インターネットやWorld Wide Webが一般的に普及する前から存在している。初期のネットニュースは電子メールと同様に、Internet Protocolによらず、Unix to Unix Copy Protocolで配送された。現在では、やはりEメールと同様に、ほぼ全てのネットニュースのトラフィックはインターネット経由で配信されている。その発展経緯上から、ネットニュースの記事の形式と配送方法は、やはりEメールのそれによく似ている。Eメールは通常一対一のメッセージ交換に主に使われるのに対し、ネットニュースは多対多のメッセージ交換媒体として使われる。
ネットニュースでは、話題によってニュースグループを作る。ニュースグループは階層構造を持った名前で、たとえば、japan.comp.lang.c は、日本語で話す、コンピュータ関連の、プログラミング言語の、C言語についてのニュースグループである。各階層はカテゴリとも呼ばれ、「.](ドット)で区切られた左端をトップカテゴリと呼ぶ。
通信プロトコルには、Network News Transfer Protocolが多く使われるが、NNTPを使用しない配送も可能である。
ユーザが記事を投稿した場合、まずユーザが利用しているニュースサーバにのみ登録が行われる。しかしながら、各ニュースサーバは1つもしくはそれ以上の他のサーバと相互に通信を行っており(配信)、記事をそれぞれで交換している。この方法により、記事はサーバからサーバへと複製され、(うまくいけば)最終的にはネットワーク上の全てのサーバに届くことになる。
この方式は高速ネットワークの時代にはふさわしくないという意見もある。これはネットニュースがネットワークが遅く、いつも使えるとは限らなかった時代に作られたものだからである。
プロバイダ、ニュース配信サーバ、ニュース配信
多くのインターネット・サービス・プロバイダ、そして多くのインターネット上のサイトが、ニュースサーバを自分らのユーザが利用するために運用している。ニュースを読むには、ニュースリーダというソフトウェアを利用する必要がある。これは電子メールクライアントに似ている(そして、しばしば統合されることもある)が、電子メールの代わりにネットニュースに接続するところが異なっている。
全てのインターネット上のサイトがニュースサーバを動かしている訳ではない。ニュースサーバは複雑で、データ流量も多いため、管理者にとって最も難しいインターネット上のサービスの一つなのである。いくつかのプロバイダはニュース関連のサービスを専門のサイトに外部委託しており、そのプロバイダのユーザはそのニュースサーバをあたかも自プロバイダが運営しているかのように使うことができる。多くのサイトはニュース配信を制限しており、限られた数のニュースグループだけを受け取るようにしている。多くの場合制限されるのは、外国語で話されるニュースグループや、非常に巨大なソフトや性的な画像を配信しているalt.binaries下のニュースグループである。
インターネットに接続できてもニュースサーバにアクセスできないユーザーにはGoogleグループがWWW経由でネットニュースの読み書きを可能にしている。これらはニュースリーダと比べて使いやすいとは言えないが(話題が続いたときなどは特に)、検索するには便利である。
ニュースサーバを持っていなかったり、配信に制限をかけているプロバイダのユーザのために、ネットニュース専門のプロバイダが存在する。プロバイダ一覧も作られている。バイナリのニュースグループに特化してプロバイダに関する討論を行うニュースグループも存在する。alt.binaries.news-server-comparisonがそれである。
技術
;基礎メッセージ(記事、article)はニューズサーバに蓄積される。記事の配信(feed)はニューズサーバ間で行われる。サーバ間の配信経路はグラフ理論で表される。基本的には、あるサーバに投稿された記事は、そのコピーが、そのサーバの配信先である他のサーバへと、配信される。他のサーバから配信を受けた記事も同様である(配信元へ配信し返す事はない)。
配信が無限ループ状態に陥るのを防ぐため、記事にはユニークなID(Message-ID:ヘッダ)が付与される。各サーバでは、保持している記事のMessage-ID:をデータベースに保持し、既に保持済みである記事の配信の申し出を受けた時は、それを拒絶するのである。
全ての記事が無条件に配信の対象となるわけではなく、前述のニューズグループをタグとして、配信範囲の限定なども可能である。これは、ニューズサーバ毎にサーバ管理者が設定して行う。また、投稿ユーザが個々の記事毎にDistributions:ヘッダを指定して行う事も可能である。また、サーバ内においても通常、ニュースグループの階層毎に分類されて記事が蓄積される。
当然、サーバの記事蓄積容量は有限であるため、通常は、定期的に古い記事の削除が自動実行される(expire)。ユーザ向けには、記事の保存期間として説明される。
以上のように、記事の配信や管理は、全体としてみると、分散協調型システムとして行われる。配信はバケツリレー方式で行われる。
;コントロールメッセージ単純なユーザ投稿本文のメッセージだけでなく、ネットニューズに対する各種の制御を行う、コントロールメッセージと言うものも配信される。
ニューズグループの新設・削除(newgroup/rmgroup)、現存ニューズグループの確認(checkgroups)や、投稿記事の削除(cancel)などがある、
;ソフトウェアこのようなネットニューズの様々な処理を行うソフトウェア(群)を、「ニューズシステム」と呼ぶ。伝統的や代表的なものには次の物がある。
;課題技術的課題としては、次のようなものがある。
文化・用語
電子掲示板#ネットニュース特有の用語を参照。
Internet Jargonと歴史
<章題含めスタブ>
社会学的考察
<章題含めスタブ>
日本での状況
現在では、メーリングリストとそのアーカイブや、Common Gateway Interfaceなどを利用した電子掲示板のウェブサイトなどがよく使われ、ネットニュースが利用されることは少なくなって来ている。また、スパム (メール)メッセージの巣窟と化し、廃れかけているニューズグループも少なからずある。
日本語のニュースグループトップカテゴリとしては、fj (ニュースグループ).* japan (ニュースグループ).* などがある。
巨大掲示板2ちゃんねるでは、掲示板サーバへの過負荷やトラフィック集中などが問題になり、元来P2P的なメッセージ配信システムであるネットニューズに注目が集まり、実際に2ちゃんねるとの相互接続(書き込みメッセージの交換)実験も行われた(ついでに、両システムのユーザ間での多少の軋轢も、メッセージ上で見受けられた)。その後、P2P掲示板的なプログラムの作成などの検討も行われていたようではあるが、その後は放置状態になっているようだ。
関連サイト
Category:インターネット
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