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 『国際コミュニケーション英語能力テスト』とは

40655:国際コミュニケーション英語能力テスト
{{資格
|名称 ={{PAGENAME}}
|英名 = Test Of English for International Communication
|英項名 =TOEIC
|略称 = TOEIC
|実施国 = {{JPN}}など
|分野 = 教育・教養
|資格種類 = 民間資格
|試験形式 = 筆記
|認定団体 = 国際ビジネスコミュニケーション協会({{JPN}})
|後援 =
|認定開始年月日 = {{和暦|1979}}
|認定終了年月日 =
|等級・称号 = 点数評価式
|根拠法令 =
|公式サイト = http://www.ets.org/toeic
|特記事項 =
}}
国際コミュニケーション英語能力テスト(こくさいコミュニケーションえいごのうりょくテスト、Test Of English for International Communication、通称「TOEIC(トーイック)」)は、英語母語としない者を対象とした、英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験である。

試験問題は米国のETS(Educational Testing Service:教育試験サービス)により作成される。 

概要

試験は約90ヶ国で実施され、年間延べ約500万人が受験している公式ウェブページ http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what/ (2010年3月28日閲覧)。国内では年8回実施され、受験者数は、2008年度は年間約171万人となっている公式ウェブページ http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what/ (2010年3月28日閲覧)

非英語圏では社員の採用や人事評価にスコアを用いる例がある。近年では大学院でも、英検TOEFLと同様に受験生の英語運用能力の判定材料に用いる動きが見られる。例えば、フランス語圏の大学のビジネススクールで、入学や卒業の要件としてTOEICスコアの提出を課している等であるhttp://www.ecole-management-normandie.fr/course/MSc_Supply_Chain_and_Logistics_Management-37.html</ref><ref>http://www.universityfairs.com/directory/i-seg-school-management-1464#tab_applying</ref>。

試験は、聞き取り (Listening) 100問と読解 (Reading) 100問の計200問の構成となっている。設問は主にビジネスにおける活動、場面、状況を想定して作られている。試験問題は各国共通である。

スコアは、聞き取りと読解でそれぞれ5〜495点の間で5点刻みで評価され、合計の10〜990点が総合的なスコアとして認定される。これらは素点による絶対評価ではなく、Equatingと呼ばれる方式を用いて統計的に算出される公式ウェブページ http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what/ (2010年3月28日閲覧)公式ウェブページ http://www.toeic.or.jp/toeic/faq/faq_01_9.html (2010年3月27日閲覧)。これにより、各回で問題の難易度に多少の差があっても、受験者の英語運用能力が同等であればスコアに大幅な変化は生じないとされている。

合否判定はなく、受験時におけるスコアを認定する制度を採用している。受験後には「Official Score Certificate(公式認定証)」が発行される。なおこの公式認定証に有効期限は設定されていない公式ウェブページ http://www.toeic.or.jp/toeic/faq/faq_02_17.html (2010年3月28日閲覧)

TOEICには2つの形式があり、1つは個人に対して実施され、ETSによりスコアが正式に認定される「公開テスト (Secure Program Test: SP Test) 」、もう1つは過去の公開テストで出題された問題を使って企業や学校等の団体で随時実施される「IPテスト(Institutional Program:団体特別受験制度)」である。

実施について

日本では、財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が年8回(1・3・5・6・7・9・10・11月)、全国80都市でTOEIC公開テストを実施している。受験料は5,985円となっている(第149回TOEIC公開テスト―2009年9月13日(日)実施―から受験料が改定された。旧受験料は6,615円)。

歴史

1979年日本経済団体連合会通商産業省(当時)の要請に応えて 米国ETS(Educational Testing Service:教育試験サービス)(Educational Testing Service)が開発した。

試験問題の構成

2006年5月以降に実施されている試験問題の構成は次の通りである。

聞き取り

このセクションは合計100問、制限時間は 45分間である(但し、音声の長さに応じて制限時間が多少変わる場合があり、その場合は予め告知される)。

旧構成の Part 3、Part 4の問題文は印刷のみであったが、新構成では印刷されている問題文が音声でも読み上げられる。またPart 3、Part 4の1つの会話・説明文に対する問題数が2〜3問と不定であったものが、新構成ではそれぞれ3問に固定されている。

読解

このセクションは合計100問、制限時間は75分間である。

試験結果の判定

スコアに応じて、コミュニケーション能力のレベル(Proficiency Scale)がA, B, C, D, Eの5段階で評価される。また、スコア分布も公開され、受験者中のおおよその順位を知ることもできる。TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表は以下の通りである。

{|class="wikitable"

!レベル
!TOEICスコア
!評価
!ガイドライン
|-
| A
| 860点〜
| Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。
| 自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。
|-
| B
| 730点〜855点
| どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。
| 通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。
|-
| C
| 470点〜725点
| 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。
| 通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な対応や意思疎通になると、巧拙の差が見られる。基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。
|-
| D
| 220点〜465点
| 通常会話で最低限のコミュニケーションができる。
| ゆっくり話してもらうか、繰り返しや言い換えをしてもらえば、簡単な会話は理解できる。身近な話題であれば応答も可能である。語彙・文法・構文ともに不十分なところは多いが、相手がNon-Nativeに特別な配慮をしてくれる場合には、意思疎通をはかることができる。
|-
| E
| 〜215点
| コミュニケーションができるまでに至っていない。
| 単純な会話をゆっくり話してもらっても、部分的にしか理解できない。断片的に単語を並べる程度で、実質的な意思疎通の役には立たない。
|}

団体特別受験制度 (TOEIC-IP)

団体特別受験制度(IP: Institutional Program、以下TOEIC-IP)とは、実施される団体の都合に合わせて随時、TOEICを実施できる制度のことである。

TOEIC-IPには、TOEIC公開テストと比較して、次の相違点があるため注意が必要である。

企業・学校・団体によっては、履歴書・入学願書に「TOEIC公開テストのスコア」を記入することを指定する場合もあり、その場合、TOEIC-IPのスコアは記入することができない。また、"Official Score Certificate"(公式認定証)の提出を求められても、公式認定証は発行されない。

なお、TOEIC-IPのスコアの統計的有効性については、通常TOEIC公開テストと同等であると考慮される公式ウェブページ http://www.toeic.or.jp/toeic/corpo/corpo_05_01.html (2010年3月28日閲覧)

過去の試験形式

2006年3月までは、以下のような問題構成が採用されていた。

聞き取り(旧構成)

合計100問で、制限時間は約45分間。

読解(旧構成)

合計100問あり、制限時間は75分間。

新旧試験の比較

「国際コミュニケーション」と銘打っておきながら聴き取りテストに北米の発音しか聞こえないのはおかしいという批判があったが、現在では改善が見られる。日本では第122回公開テスト(2006年5月実施)を皮切りに問題の再構成が行われた。主な変更点として以下が挙げられる公式ウェブページ http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what/renewal.html (2009年5月22日現在)

新旧両方のTOEIC受験経験者を対象に、(財)国際ビジネスコミュニケーション協会TOEIC運営委員会が行なったアンケート結果http://sp.toeic.or.jp/square/nt/voice/evaluation/ove_q2.htmlによれば、56.8%が再構成後のTOEICは難しくなったと感じている。この傾向は下位層ほど顕著であり、10〜395点の受験者では実に85.6%、400〜495点の受験者では69.9%、500〜595点の受験者では59.3%が「難しくなった」と回答している。また、600〜695点の受験者では58.9%、700〜795点の受験者では48.6%で、800〜895点の受験者では47.9%で、900〜990点の受験者では39.8%が「難しくなった」と回答した。

なお、IPテストについても2007年4月から新構成に移行されている公式ウェブページ http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what/renewal.html (2009年5月22日現在)

関連する試験

TOEIC Bridge

TOEICの姉妹版として、2001年に初・中級レベルの TOEIC Bridge(トーイック・ブリッジ)が始まった。聞き取り50問、読解50問(各10〜90点)でトータルスコア20〜180点で評価される。長文の文章が短くなっているなど、問題の難易度は従来のTOEICテストよりも下げられている。従来のTOEICは、企業での英語能力測定を主な目的として開発された。そのため、問題数も200問と多く高校生や英語の初心者が受けるには適していなかった。TOEIC Bridgeはこのような人を対象として開発された。TOEIC Bridgeの利用目的は高校生の留学選抜や英語特進クラス選抜やレベルチェック、大学の英語レベルチェック等多岐に渡る。

TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト

TOEICスピーキングテスト/ライティングテストは、2007年1月21日に東京・大阪・名古屋等の主要都市で初めて実施されたhttp://sp.toeic.or.jp/square/sw/index.html。実施に至った背景としては、従来の200問のマークシートテストでは会話能力や作文能力が測れないという難点があり、ETSが研究を重ねた結果、従来のTOEICおよびTOEIC Bridgeとは別に実施することになった。特にプレゼンテーションや音読、e-mail作成問題や論文作成等、従来のマークシートでは測れなかった部分を補完している。スコアについては、運営委員会により、Speaking・Writingテストで130〜140である場合にTOEICで700〜750相当とされている。

このテストはETSのInternet-Based Testing (iBT) というシステムを介して実施される。ETS認定テスト会場のパソコンインターネットに接続することでテスト問題および解答の送受信を行う。受験者はパソコン上で音声を吹き込んだり、文章の入力を行う。iBTによって更に効率化、標準化された公正な方式で受験者の解答を評価し、受験後のフィードバックを行うことが可能となった。問題レベルは現在のTOEFL iBTに準じているが、問題形式ではWritingがTOEFL iBTと大きく異なっており、Speakingと300字の論述問題は同等であるが、短文での写真の描写問題や英文メール作成問題等、実際のビジネスでの場面を考慮に入れた問題構成になっている。

テスト構成はSpeakingが20分、Writingが60分で、他に説明や指示(すべて英語)などを含めると90分程度を要する。スコアは0点〜200点で表示される。

過去の関連する試験

LPI

LPI (Language Proficiency Interview)は、TOEICと関連して行われていた、独立した口述試験である。2010年3月末を以て終了し(実際の最終試験日は2010年2月7日)、上記のTOEICスピーキングテスト/ライティングテストに一本化することが、公式サイトにて2009年10月16日に発表されたTOEIC LPI終了のお知らせ

この試験では、20〜25分程度の面接で、発音、文法、語彙、理解力などが評価される。以前はTOEICで730点(Bクラス)以上を得た受験者のみが対象だったが、2005年4月1日よりこの制限はなくなった。但し、公式ウェブサイトでは730点以上取得者の受験が推奨されている。

評価はFSIスケールと呼ばれる各言語共通の基準により、0、0+、1、1+、…4、4+、5の11段階で行われる。客観性を期すため、複数の採点者によって評価される方式を採っている。評価基準は非常に高く設定されており、英語を母語としない人がレベル3以上を得ることは稀だと言われている。

その他

アドミッション・ポリシー http://www.keinet.jp/doc/gl/08/11/kaikaku.pdf
では「TOEICやTOEFLは項目反応理論(IRT)を使って、難易度が標準化された問題を出題しています」と発言

心理・教育測定法(発展編)http://www.hum.titech.ac.jp/classes/PsyEduMea2.html</ref>
第2言語習得 (SLA) 用語集
http://www.modern.tsukuba.ac.jp/~ushiro/Publishing/SLAglossary.htm#SLAtop
"Item Response Theory"の解説において、「現在、TOEIC、TOEFLをはじめとする大規模な言語テストの多くで用いられている。」としている。

脚注

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関連項目

外部リンク

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Category:英語教育
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